こんにちは。
大阪市城東区・野江駅・関目駅で歯科をお探しの皆さま、「ばんどう歯科・矯正歯科」です。
「歯医者で歯ぎしりをしていると指摘された」
「旅行をしたときに、歯ぎしりがうるさいといわれた……」
など、歯ぎしりのことでお悩みの方はいらっしゃいますか。
歯ぎしりは、放置していると歯や顎にダメージを与えるケースもあるので、症状の改善のために歯科医院に相談することをおすすめします。
「ばんどう歯科・矯正歯科」では、歯ぎしりや顎関節症の緩和のために、マウスピースを使った治療のほかに、緊張した筋肉をやわらげるボツリヌス製剤で症状の改善をめざします。 坂東 雅史 院長
・2013年徳島大学病院 総合歯科診療部 入局
・2014年小室歯科ターミナルビル診療所 入職
・2019年小室歯科ターミナルビル診療所 医長
・2021年ばんどう歯科・矯正歯科 開院
医院名:ばんどう歯科・矯正歯科
所在地: 〒536-0007
大阪府大阪市城東区成育2丁目13−24
Contents
「歯ぎしり」とは、寝ているときや無意識のあいだに、強い力で歯と歯をすり合わせている症状のことをいいます。
(参照:厚生労働省 e–ヘルスネット「健康用語辞典/歯ぎしり」より)
普段食事をしているときのお口の力は、その人の体重くらい。
それに対して、歯ぎしりの力は通常の噛む力の3~5倍といわれるほど強く、頭痛や肩こりなどを引き起こす原因になっていることも。
ご自身で意識して行っているわけではなく、無意識であることが多く、朝起きたときに顎が疲れていたり、人から指摘されたりして気付かれる方がほとんどです。
それでは、どうして歯ぎしりをしてしまうのでしょうか。歯ぎしりの原因は、以下の3つに分けられます。
歯ぎしりの原因として多いのがストレスです。
寝ているあいだに歯を食いしばることで、ストレスを発散させているのでは、と考えられています。
歯並びが乱れていたり、かみ合わせが悪い場合も歯ぎしりが起こりやすくなります。
歯の高さがデコボコになっていて、特定の歯に強く接触している、詰め物の高さが他の歯と合っていない、なども歯ぎしりしやすい原因になることもあるのです。
歯を食いしばることで、集中して力を入れやすくなるため、歯の食いしばりが習慣化している方もいらっしゃいます。
仕事中や勉強中など、ふと気付くとお口に力が入っている場合もあります。
歯ぎしりは自覚症状がない場合もあります。
歯ぎしりがクセになってしまうと、歯がすり減るなどの悪影響があらわれるリスクもあるため、セルフチェックで歯ぎしりをしているかどうかの確認をしてみましょう。
「歯ぎしりはクセのようなものだから……」と、放置してしまうとどのような症状があらわれるのでしょうか。
歯ぎしりを続けていると、歯が摩耗し、かみ合っている部分がすり減ってしまう恐れがあります。
しだいに歯の先が平らになったり、長さが短くなったりすることもあります。
歯ぎしりで歯の表面のエナメル質が削られていると、その下にある象牙質が露出してしまい、食べものの冷たいものや熱いものに敏感になり、知覚過敏を引き起こすことも。
これは、象牙質と神経が近いためで、知覚過敏による痛みが生じやすくなります。
習慣化した歯ぎしりは、歯をもろくさせるリスクがあります。
歯の治療で削っていた歯などに、歯ぎしりの強い力がかかり続けることで、歯が根元まで割れるケースもあり、食事で噛むたびに亀裂が広がり痛みを感じることも考えられます。
むし歯治療の修復物である詰め物や被せ物が、歯ぎしりなどの想定外の力で取れてしまうことも。
強い力に弱い修復物の場合は、欠けてしまう恐れもあります。
歯周病で歯ぐきが弱っている状態で、強い力がかかる歯ぎしりを続けると、歯が大きく揺さぶられ、歯ぐきの炎症が悪化し、歯周病の進行を促してしまうリスクがあります。
歯ぎしりは、歯や歯ぐきに悪影響を与えるだけではありません。顎の骨や筋肉にも強い負担をかけてしまいます。
歯ぎしりによって、顎の関節のクッションのような役割をしている「関節円盤」という軟骨が圧迫され、顎をスムーズに動かすことが難しくなることも。
それにより、大きくお口を開けられない、お口を開けると痛みがある、顎の関節から音がするなどの顎関節症の症状を引き起こす可能性があります。
歯ぎしりをするときに、噛むための筋肉である「咀嚼筋」に強い力が入り、首や肩の筋肉に負担がかかって、頭痛や肩こり、首のこりを引き起こすことがあります。
無意識の行動でご自身で制御するのが難しいため、日常生活の中で意識してリラックスすることが大切です。
歯ぎしりを抑え、歯や歯ぐき、顎の骨を守るために、当院では、「ボツリヌス製剤」やマウスピースの「ナイトガード」、生活習慣指導などを併用して、症状の緩和をめざします。
「ボツリヌス製剤」とは、「ボツリヌストキシン」という、タンパク質を主な成分とする薬を注射し、筋肉を弛緩させる治療です。
筋肉を緊張させている神経のはたらきを抑え、かたくなった筋肉をやわらかくする効果があります。
脳卒中後の後遺症である運動障害に対する治療に使われたり、美容外科や美容皮膚科でしわを改善する治療に使用されたりしています。
筋肉の緊張を和らげるはたらきがあるため、歯科医院では歯ぎしりや歯の食いしばりの症状を軽減させる治療として使われているのです。
注射を行ったあと、2~3日で効果があらわれ始め、1週間ほどで安定する傾向にあります。
完全に歯ぎしりを治すことは難しいものの、症状を緩和させ、歯や歯ぐき、顎への負担を軽くすることが期待されます。
個人差がありますが、治療の効果が持続する期間は、4~6ヶ月ほど。
1回の注射で永遠に効果が続くわけではないので、継続して治療を行うことをおすすめします。
ボツリヌス製剤を受けたあとは、まれに以下のような副作用があらわれることがあります。
これらの症状は一時的なものがほとんどですが、不安な気持ちのまま治療を行うことのないように、心配なことやわからないことがあれば、お気軽に歯科医師やスタッフまでおたずねください。
また、注射後に違和感やおかしいと感じる症状があれば、遠慮なくお申し出ください。
睡眠が浅いときに歯ぎしりをする傾向があるため、しっかり熟睡できないおそれがあるアルコールやカフェインなどの摂取は控えるようにしましょう。
妊娠中や授乳中の方へのボツリヌス製剤はできません。
「ナイトガード」といわれるマウスピースを使用した治療も行っています。
「ナイトガード」は、睡眠中に装着することで、歯が直接当たることを予防し、歯の摩耗や欠損、歯の詰め物の破損を防ぐことが可能です。
歯ぎしりの音もほとんどしなくなるので、旅行のときや一緒に寝ている家族への配慮にもつながります。
歯医者で製作するマウスピースは、患者さまお一人お一人のお口に合わせたオーダーメイドで、しっかりフィットしたマウスピースが作れます。
また、強い力で噛みしめるため、定期的に歯科医院で破損していないかチェックしてもらいながら使用しましょう。
当院では、歯ぎしりの症状を少しでも軽くできるように、生活習慣のアドバイスも行っています。
生活の中で歯を食いしばっている状態を確かめ、ストレスをためないような生活を送り、少しでもリラックスできるようにサポートいたします。
お仕事や家事に忙しく、「歯ぎしりの症状で通院するのは難しい……」という方も、歯のクリーニングなどの定期検診に通われることで、気軽に歯ぎしりの相談ができます。
定期的にお口のチェックを受けていると、歯科医師から「歯ぎしりをしているようですよ」と、指摘されることで治療のきっかけになるかもしれません。
歯ぎしりを改善することで、肩こりや頭痛が解消され、身体全体の健康が向上できる可能性もあります。
大阪市城東区、野江駅・関目駅近くの歯医者「ばんどう歯科・矯正歯科」では、地域のかかりつけ医として、患者さま目線の治療を心がけ、皆さまが気軽に通院できる歯医者をめざしています。
土曜日も17時まで診療して、お忙しい患者さまのお悩みにおこたえしています。
症状が治まらない歯ぎしりにお悩みの方は、「ばんどう歯科・矯正歯科」までお気軽にご相談ください。
2022.04.01 [金]
2022.10.20 [木]
2023.06.20 [火]