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【歯周病治療】セルフチェックで早期発見!~歯周病はだれでもかかる国民病~

こんにちは。
大阪市城東区・野江駅・関目駅で歯科をお探しの皆さま、「ばんどう歯科・矯正歯科」です。

  

歯周病は、初期の段階では自覚できる症状はほとんどありません。
ただ、日本の成人の約8割が何らかの歯周病の症状を発症しており、誰でもかかる病気であることがわかっています。
(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周疾患の有病状況」より)

  

ご自身ではなかなか気付くことのできない歯周病ですが、重症化すると歯が抜けてしまう恐れがあるので、早めに発見し、治療を行う必要があります。
自覚症状はなくても、歯周病の症状があらわれていないかセルフチェックで調べられるので、鏡を見ながらご自身のお口を確認してみましょう。
 

坂東 雅史 院長

・2013年大阪大学 歯学部 歯学科 卒業
・2013年徳島大学病院 総合歯科診療部 入局
・2014年小室歯科ターミナルビル診療所 入職
・2019年小室歯科ターミナルビル診療所 医長
・2021年ばんどう歯科・矯正歯科 開院



医院名:ばんどう歯科・矯正歯科
所在地: 〒536-0007 大阪府大阪市城東区成育2丁目13−24

 

歯ぐきから血が出る……これって歯周病?


「歯ぐきから血が出る」「歯ぐきが赤く腫れている」などは歯周病の初期の症状のひとつです。

  

歯周病は、歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」に歯垢がたまり、歯垢の中にいる細菌が歯ぐきに炎症を起こす感染症の病気です。
歯垢とは、歯の表面に付着している細菌のかたまりのこと。
歯垢は歯磨きで取り除けますが、歯と歯の間や歯周ポケットに入り込んだ歯垢は除去しづらく、やがて石のようにかたい「歯石」に変化します。
「歯石」は歯科医院でのクリーニングでしか除去できず、歯周ポケットは徐々に深くなっていくのです。

  

一方、身体は、侵入しようとする細菌を防ごうと、免疫細胞を歯ぐきに送り込みます。
免疫細胞(白血球など)は血液に含まれているので、歯ぐきは赤く膨れ、歯磨きなど少しの刺激でも出血してしまうのです。

  

「出血や腫れは、いつもではない」「たまにしか出血しない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そういう方も今のうちに歯医者を受診し、軽症のうちに治療を行えば軽い治療で済む可能性があります。
痛みなどはなくてもケアは必要ですので、早めにばんどう歯科・矯正歯科までお越しください。

  

  

歯周病はどうしたらわかる?「セルフチェック」で確かめよう


次のような症状があれば、歯周病の可能性があります。
思い当たることがあれば、歯科医院で歯周病の検査を行いましょう。

  

「静かなる病気」歯周病は自覚症状が少ない

歯周病は「静かなる病気」といわれるくらい、自覚症状が少なく、気付かないうちに進行する病気です。
ただ、ご自身でも気が付くようなさまざまな症状があらわれることがありますので、それらをチェックしてみましょう。

  

起きたときにお口がネバネバしている

歯周病は、炎症を起こしている歯ぐきから浸出液や膿など、粘度の高いネバネバした物質を作り出します。
寝ている間は唾液の分泌が減るため、起床時にお口がネバネバした状態になるのです。

  

●口が臭くなった


メチルメルカプタン」や「硫化水素」などのガスが発生し、口臭の原因となります。
「メチルメルカプタン」は、玉ねぎが腐ったようなにおい、「硫化水素」はたまごが腐ったようなにおいがします。

  

口臭はご自身ではなかなか気付きにくいものですが、「以前より口臭が気になるようになった」「人から口の臭さを指摘された」などは、歯周病を疑ってみましょう。

  

歯ぐきが赤く腫れ、出血する

歯ぐきへの細菌の侵入を防ぐため、血液は免疫細胞である白血球を歯ぐきに集めるため、血流が溜まり、炎症を引き起こして赤く腫れます
血液が溜まった歯ぐきは刺激に弱くなり、歯磨きなどで出血するのです。

  

●歯石がたまっている


「最近は歯医者に行っていない」という方は、歯に歯石が蓄積されている恐れがあります。
歯石は歯ブラシでは除去できません。
歯医者でのクリーニングで「歯石除去」を行う必要があります。

  

「歯石」がたまっていると、歯周病の原因となる「歯周ポケット」が深くなっている可能性があるため、歯医者でクリーニングを受けることをおすすめします。

  

●歯と歯のあいだが広くなった

歯と歯のすき間が広くなり、食べものが詰まりやすくなった、ということはありませんか。
歯周病が進行すると、歯ぐきや歯を支えている「歯槽骨」という骨が溶け、歯と歯の間のすき間が広くなることがあります。

  

●歯が伸びたようにみえる

歯周病により歯ぐきが下がると、歯が伸びたように見えます。
いままで歯ぐきで隠れていた歯の根元が露出しているためです。

  

放置していると、歯周病がより進行するだけではなく、露出した歯の部分に汚れが溜まって、むし歯になったり、知覚過敏になったりするケースもあります。

  

●知覚過敏がおきる


歯周病で歯ぐきが下がり、歯の根が露出されると知覚過敏が起きます。
歯ブラシが当たるだけで痛みを感じることもあり、この時点で慌てて歯医者を受診される方もいらっしゃいます。

  

●歯がグラグラする

歯周病により歯ぐきや歯槽骨が溶け、歯を支えられなくなると、歯がグラグラしてきます。
重度の歯周病の場合、前後や左右、上下に動くほどグラグラします。

  

●かたい食べものが食べにくい

重度にまで歯周病が進行すると、歯がグラグラし、かたい食べものが食べにくくなります。

  

  

歯が抜ける原因は歯周病!?早期発見・早期治療で歯を守る!


日本人が歯が抜ける一番の原因は歯周病です。
2018年に行われた全国抜歯原因調査の結果をみると、歯周病が37%、むし歯が29%となっています。
(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯の喪失の原因」より)

  

ただ、歯周病もむし歯も適切なケアを行えば、予防できる病気です。
「年をとったら歯が抜けるのは仕方がない……」などと思わずに、歯周病のセルフチェックで思い当たる症状があれば早めに歯医者を受診しましょう。

  

さらに「セルフチェックに自分の症状がなかった」という方も、一度歯医者を受診することをおすすめします。

  

歯科医院では、「歯周ポケット」の深さを調べて、歯周病の精密な進行度を確認できます。
いつまでも自分の歯でおいしく食事を楽しむためにも、プロのチェックを受けて、早めに歯周病予防にとりかかりましょう。

  

歯周病の治療方法は?

歯医者での歯周病の治療は患者さまご自身の「セルフケア」歯科医院での「プロケア」を併用しながら行います。
歯医者での治療だけでは歯周病を改善することは難しく、患者さまの協力が欠かせないのです。

  

●「セルフケア」自宅での丁寧な歯磨き


効果的に歯垢を取り除く歯磨きである「プラークコントロール」の方法をお伝えします。

  

歯ブラシは軽く持ち、力を入れすぎないように歯を1本1本、小刻みに動かします。
お風呂に入りながらや、鏡を見ながらなど、ご自身の生活に合った方法を見つけ、就寝前の歯磨きには10分以上時間をかけましょう

  

また、歯の歯の間の汚れを取り除くために、デンタルフロスや歯間ブラシなどのデンタルグッズの使い方や選び方のアドバイスを行いますので、毎日の歯磨きに取り入れるようにしてください。

  

ごく初期の歯周病であれば、歯磨き方法を見直すだけで炎症が改善するケースもあります。
また、出血がありブヨブヨしていた歯ぐきも、正しい歯磨きで歯ぐきが引き締まってくる場合もあります。
炎症が抑えられると、歯ぐきの中の歯石が見えやすくなり、歯石除去がやりやすくなる効果も期待できるでしょう。

  

●「プロケア」汚れを落とすクリーニング


歯科医院で歯垢や歯石を取り除くクリーニングを行うのが「プロケア」です。

  

国家資格を持ったお口のスペシャリストである歯科衛生士が、プロの技でお口の汚れを取り除きます。

  

専用の器具で歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間の歯石を丁寧に除去します。
終わった後は、舌で歯を触るとツルツルして、さっぱりと気持ちがいいですよ。
歯の表面に汚れがつきにくくなるので、むし歯になりにくくなる効果もあります。

  

ただ、これらの治療を行っても歯周ポケットの深さが改善できない場合は「歯周外科処置」を行うこともあります。
これは、歯ぐきを切り開き、歯周病の原因となっている歯の根に付いている歯垢や歯石を取り除く治療です。

  

  

お口だけではない!歯周病が引き起こす病気がある?


歯周病は、歯が抜けることもある怖い病気ですが、じつはそれだけではないことがわかっています。
歯ぐきの炎症によって毒性物質が発生し、それが歯ぐきの血管から全身に入り込み、さまざまな病気を引き起こしたり、悪化させたりする原因になるのです。

  

「心筋梗塞」や「脳梗塞」を発症させたり、妊娠中の女性の「早産」や「低体重児出産」を引き起こしたりする恐れがあります。

  

特に、歯周病と糖尿病はお互いに悪影響を与え合うことがあり、歯周病は糖尿病の合併症の一種でもあるのです。
また、歯周病の細菌の中には、誤嚥により気管から肺にたどりつき、「誤嚥(ごえん)性肺炎」の原因になることもあります。
誤嚥(ごえん)性肺炎は、シニアの方の死亡原因になるケースもあるため、特に注意が必要です。

  

  

歯周病予防のために!健康な毎日を過ごすサポートは当院におまかせください


京阪電車「野江駅」から徒歩4分、大阪シティバス「成育2丁目」下車徒歩30秒の歯医者「ばんどう歯科・矯正歯科」では、患者さまと同じ立場で寄り添う治療を行っています。

  

当院では、歯周病やむし歯になりにくいお口をつくるためにも、お口のかみ合わせを含めたトータルでのお口の治療・予防・管理が可能です。
歯周病やむし歯の原因を根本から見直した治療を行いますので、歯周病のセルフチェックに心当たりがあり、お口のチェックをしてほしいという方は、歯周病の早期発見・早期治療のためにもばんどう歯科・矯正歯科までご来院ください。

  


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