こんにちは。
大阪市城東区・野江駅・関目駅で歯科をお探しの皆さま、「ばんどう歯科・矯正歯科」です。
赤ちゃんのお口からのぞく小さな歯。
とってもかわいいですよね。
「この歯がむし歯にならないように……」と、保護者の方はいろいろと気を使われているでしょう。
今回は「赤ちゃんの歯をむし歯から守るにはどうしたらいいのかな?」とお悩みの方に、赤ちゃんのころからできる歯の予防法をお伝えします。 坂東 雅史 院長
・2013年徳島大学病院 総合歯科診療部 入局
・2014年小室歯科ターミナルビル診療所 入職
・2019年小室歯科ターミナルビル診療所 医長
・2021年ばんどう歯科・矯正歯科 開院
医院名:ばんどう歯科・矯正歯科
所在地: 〒536-0007
大阪府大阪市城東区成育2丁目13−24
Contents
赤ちゃんだけに限らず、むし歯の原因には「歯の質」「糖質」「細菌」という3つの要素が関係しています。
これらが重なり、時間が経過することでむし歯に感染するのです。
歯の質は個人差があり、むし歯になりにくい人や、反対にむし歯になりやすい人もいます。
とはいえ、一般的に乳歯はむし歯になりやすいため、注意が必要です。
歯の表面は「エナメル質」に覆われており、むし歯菌が出す酸から歯を守っています。
ただ、乳歯のエナメル質は永久歯の半分ほどの厚さしかありません。
さらにエナメル質に守られている歯の内部の「象牙質」も半分ほどしかないので、1度むし歯に感染すると、あっという間に進行するのです。
食べものに含まれている「糖質」は、むし歯菌が酸を作るためのエサになります。
時間に関係なくダラダラ食事をしていると、常にむし歯菌が酸を出している状態が続いてしまいます。
歯が酸にさらされる時間が長くなると、むし歯になりやすい歯になるのです。
また、味覚が発達する乳幼児期のころに砂糖の甘味を覚えてしまうと、甘いものばかり欲しがったり、甘くないと食べるのを嫌がったりする恐れもあります。
おやつには野菜や果物など、自然の甘みを味わえるものを取り入れるのがおすすめです。
むし歯の原因は、ミュータンス菌といわれる細菌です。
ミュータンス菌は、食べものに含まれる糖質を分解し、歯垢(プラーク)を作ります。
歯垢は、ミュータンス菌が繁殖したかたまりで、むし歯や歯周病を引き起こします。
触ると白くネバネバしており、歯に付着して歯の成分であるカルシウムやリンを溶かして穴をあけるのです。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口にはむし歯菌は存在していません。
それでは、どうやってむし歯に感染してしまうのでしょうか。
それは、周りでお世話をしてくれる大人から唾液を介してうつることがほとんどです。
赤ちゃんの歯は生後6ヶ月ころから生え始めます。
離乳食を始める時期とほぼ同じくらいでしょう。
そのため、歯が生えてきたらむし歯予防を始める必要があります。
(出典:厚生労働省「離乳食 スケジュール 中期」より)
以下に、赤ちゃんの歯をむし歯から守るためのポイントを6つ紹介します。
お箸やスプーン、食器などは、大人と同じものを使わないようにしましょう。
また、食べやすい大きさに噛み切るのも控えるようにしてください。
赤ちゃんが生まれてくるときには、周りの人に注意してほしいことを伝えておくのも大切です。
「むし歯がうつるから同じ食器は使わないでね」「大人の口に入れたものを食べさせないでね」など、前もって教えておき、家族みんなで協力しながらむし歯から赤ちゃんを守るようにしましょう。
かわいい赤ちゃんにキスをしたくなる気持ちはわかりますが、お口へのキスは避けるようにしてください。
スキンシップをとるときは、抱っこや頬へのキスにとどめるのがよいでしょう。
毎日食べている食事で、歯の健康状態は左右されます。
むし歯になりにくいお口を作るには、小さいときからの食習慣が大切です。
忙しい毎日の中で手のこんだ食事を作るのは大変だと思いますので、豪華でなくても
よいので、さまざまな栄養素が含まれるバランスのよい食事を心がけましょう。
歯科医院では、食事についてのアドバイスも行っていますので、簡単に作れる離乳食など、お気軽におたずねください。
ダラダラとおやつや食事を与えないようにしましょう。
食事の時間やおやつの時間をしっかりと決め、いつまでもお口の中に食べものがあるような状態は避けるようにしてください。
「食べたら磨く」を習慣づけましょう。
小さいときに身に付けた習慣は、大人になっても続くものです。
「お口のケアをするのは当然」という感覚になることで、大人になってもむし歯の少ないお口を維持できる可能性があります。
初めての歯医者は定期検診で受診するようにしましょう。
「むし歯の治療」が最初の歯医者だと、「歯医者=怖いところ」というイメージがついてしまいます。
当院では、歯が生えてきたら「歯医者デビュー」にお越しいただくことをおすすめしています。
「1本や2本生えてきたくらいで歯医者に行くの?」と思われるかもしれませんが、このころは、「歯医者に慣れる」ことが歯医者を受診する大きな目的です。
また、定期的に歯医者でお口を見てもらっていると、治療が必要になったときにも、早目に対処できます。
家族と触れ合いながら成長する過程の中で、完全にむし歯菌がうつらないように生活するのは難しく、いずれはどこかの段階でむし歯菌に感染するお子さまがほとんどです。
ただ、家族のお口の中のむし歯菌を減らすことができれば、赤ちゃんへのむし歯リスクを下げることができます。
そのためにも、家族そろって歯科医院を受診し、むし歯がある場合は治療を行うようにしましょう。
そして、治療後も定期検診を続けてクリーニングを受けるなど、できるだけむし歯菌が少ない状態で赤ちゃんを育てるようにしてください。
むし歯予防の基本は、歯磨きなどのお口のセルフケアです。
お口にものを入れてケアをすることに、少しずつ慣れさせてあげてください。
生えてきたばかりの歯は、歯ブラシを使わず、清潔なガーゼでやさしく歯を拭いてあげましょう。
ミルクや離乳食を食べたあとに行ってあげてください。
イヤがるようなら無理をさせず、短時間で終わらせましょう。
成長してくると、自分で歯ブラシを持ちたがるようになるお子さまがいらっしゃいます。
「自分でやりたい!」という意欲を大切にして、危なくない歯ブラシを持たせてあげましょう。
赤ちゃん用の歯ブラシは種類も多く、持ち手が輪になっているものや、ストッパーがついて喉の奥まで入り込まないように工夫されているものがあります。
転んだときにケガをしないような、安全な歯ブラシを選んであげてください。
歯ブラシの選び方についても、お気軽にご相談ください。
自分で歯磨きをしたがっていても、最後に仕上げ磨きは行うようにしましょう。
仕上げ磨きに一生懸命になるあまり、怖い顔にならないように気を付けてあげてくださいね。
仕上げ磨きはスキンシップの時間ととらえ、歌を歌うなど、親子で楽しみながら磨いてあげてください。
仕上げ磨きをイヤがるお子さまでも、楽しく行えるポイントをお伝えします。
・歯ブラシをお子さまの好きなキャラクターのものにする
・磨けたらカレンダーなどにシールを貼っていく
・寝る前は眠くて機嫌が悪くなる場合があるので、食後の機嫌のいい時間に行う
・歯医者さんごっこをする
・家族みんなで歯を磨いて、一緒に磨きたい気持ちにさせる
・イヤがっても怒らない
・歯医者さんで、効率的に短時間で磨ける方法を教えてもらう
歯科医院で行っている赤ちゃんのお口のケアは以下のようなものがあります。
生えたばかりの歯のケア方法や、歯ブラシの選び方、仕上げ磨きのコツをアドバイスするなどのブラッシング指導を行っています。
赤ちゃんの歯を磨くときは、やさしく唇を持ち上げ、歯に直角になるように歯ブラシをあてます。
歯ブラシは、力は入れずに軽く持ち、小刻みに動かしましょう。
離乳食の与え方や、進め方なども歯科医院でおたずねください。
お口のプロが食生活のアドバイスも行っています。
月齢に合わせた食事内容なども気軽にご相談ください。
京阪電車「野江駅」から徒歩4分、JR「野江駅」からは徒歩7分、京阪電車「関目駅」から徒歩9分の「ばんどう歯科・矯正歯科」では、お子さまのむし歯予防に力を入れています。
歯が生えてきた生後6ヶ月ごろに「歯医者デビュー」にお越しください。
むし歯菌の感染をできるだけ遅らせるよう保護者の方へアドバイスを行い、むし歯予防に取り組んでいます。
お口の健康を維持しながら、お子さまのすこやかな成長をサポートいたしますので、ご家族皆さまでご来院ください。
平日夜は19時、土曜の午後も17時まで診療しています。
ご予約は24時間受付のWEB予約をご利用ください。
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